くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】毛巣洞で入院した話

毛巣洞(もうそうどう)と言う皮膚の病気にかかり、入院そして手術をしてきた話をします。

※退院して落ち着いたところで、抜糸できていません。まだ経過観察中です。


◆毛巣洞(もうそうどう)って?
お尻によくできる皮膚の病気。体毛が皮膚に突き刺さって、皮膚の内部で炎症とかする。毛量の多い男性とか、ずっと座っている人(お尻に負荷がかかる環境の人)とかがなりやすいらしい。
そんな病気にかかりました。もし興味がある人はググってみてください。


◆入院まで
一年半くらい前に小さいしこりのようなものができて、抗生物質とかもらってきたのですが、どんどんと膨れ上がり、今年のはじめに炎症を起こして排膿、そしてそれが落ち着いたから入院して切り取ることにしました。

検査と言うことで、問診だけではなく、血を抜かれたり、CTとかMRIとかめちゃくちゃ入念にチェックしました。
MRI、初体験だったんですけど、あんなビービー音なるんですね。ちょっと怖かったです。
そして毛巣洞だわーってわかったので、入院&手術をすることになりました。

 

私が行った病院や、タイミングによりけりだとは思うんですけど、MRIの検査するまでに二週間、MRIの結果が返ってくるのに三週間、そこから入院は一ヶ月半後、入院に一週間、経過観察に一ヶ月~overと言うような感じで、めちゃくちゃ時間がかかりました。
このエントリを書いている今は入院が終わって一週間経っておらず、まだ経過観察中です。


◆手術
私はかなり大型まで育ってしまったので、脊椎麻酔で行いました。
最初に脊椎に麻酔を通す注射を打つための麻酔を背中に打ちました。
ちょっと痛かった覚えがあります。

 

そして、打つための麻酔の効果が出てきて始めて、脊椎麻酔を入れました。
脊椎麻酔は事前の麻酔を打っているので、痛みと言うのはほとんどなくて、「あ、今入ってるな~」ってのが背中から伝わってくるんで、その気持ち悪さの方が強かったです。

脊椎麻酔入れた後は、本当に下半身の感覚がなくて、何となく触られてるなって感じは分かるんですけど、痛覚とか寒さとか、そういった感覚が完全にシャットアウトされていて、不思議な感じでした。

 

手術中、なんか僕はレアキャラだったのか何なのか知らないんですけど、明らかに研修中の人たちがぞろぞろやってきてて重鎮っぽい人が教えていて、「ここはこうするんだよ」だとか「あ、それやっちゃダメ」みたいな会話が下半身の方からダイレクトに聞こえてくるんで「え、もしかして僕死んじゃう?」みたいな、別の恐怖を味わうことになりました。

 

あとはやっぱり下半身が使えなくなるので、尿道カテーテルも入れました。
これも、麻酔打った後に入れたんで、「あ、何か入ってきてるぞ~」って言うのは分かるんですけど、痛みとかは特に無かったですね。

 

痛みで言えば、私は血管が細いので、最初にいれた点滴。これ四回?刺し直し&ザクザクやったんで、これが一番痛かった記憶があります。

 

手術後、切り取った部分を見せてもらったんですけど、白身魚の半身ぐらいのサイズがあって、お医者さんが「でかいよコレ!」って釣り上げた魚を見せるかのように、テンション上がってました。
実際、でかかったなって思います。


◆入院
手術が終わって六日間ほど入院することになりました。

 

手術当日は、点滴、酸素マスク、ドレーン、尿道カテーテルが刺さっている状態でした。
この時はまだ麻酔がきいていて、下半身はピクリとも動かせません。
こう脳から足動かすぜ!って命令を送っても、腰の辺りからその命令が届かない感覚が分かるんですよ。
ちょっと不謹慎かもしれませんが、下半身不随とかになってしまった人たちの感覚ってこんな感じなのかな、、、だなんて思いました。

 

手術が朝イチで行ったおかげなのか、夜には酸素マスクを取ることができ、翌日には、尿道カテーテルを取りました。
また、点滴は常時ではなく、朝と夜の二回、抗生物質を流していました。

 

尿道カテーテル取るのが、めちゃくちゃ痛いと聞いて怯えていたんですけど、取ってくれた人がベテランの看護師さんだったおかげなのか、ゲロを吐くような気持ち悪さはあったんですけど、痛みはそれほどなかったです。感謝。
きっと男性器のデカさも関係してそうです。悲しいね。

 

二日目には、流石に麻酔も切れて足を動かすことができ、ゆっくりとですが立ち上がって歩くこともできた(ドレーンはついたまま)ので、自分の足でトイレに行っていました。

麻酔が切れた&手術で体力が低下した、慣れない入院生活の反動がきたのか、二日目が、切った傷口が熱を持ったりとかして、一番辛かったです。

 

三日目以降はだいぶ回復して、スマホで動画を見たりとかしていました。
そして、五日目にドレーンと点滴を外して、六日目に退院となりました。

ドレーンを外すのも、痛みとかはなくてあっという間でしたね。ドレーンの抜いた時の痛みは刺してる箇所ガチャの差が大きくでそうです。


◆入院費
限度額適用認定とか事前にやっていたんで、入院費そんなかからんやろ~って思ってたら普通に10万取られて頭抱えました。

 

そんな変わるか?って最初思ってたんですけど、認定やってなかったらものすごい取られたやつですね。自分の入ってる保険組合に申請書出すだけで、めちゃくちゃ簡単なんで、調べてやっといた方がいいです。

あと、確定申告の医療費控除をやらないといけないですね。こういった時は、少しでもダメージ減らさないと。

 

また、私の今回のエントリを見て、お金も時間もそれなりにかかるからやめとこって言うのも止めた方がいいです。

ネットで調べて出てきたトコと、実際に今回手術してもらったお医者さんも、口を揃えて「この病気はガンになる可能性あるやつだよ」と言ってたり、後々に大きくなってより手術や入院期間に時間がかかるようになったり、炎症を起こしたらその期間は手術できなかったりもするんで、そうなると結局、時間とかお金とか、より多くかかっちゃうので、なんとか都合を合わせてねじ込む方が、絶対に後々ラクなやつだと思います。

 

◆抜糸
まだできていません。
私はデカかったので、3週間~1ヶ月かかるみたいです。
とりあえず、それまでは安静に過ごすしかないですね。


◆再発
なんだか、再発しちゃう人もいるみたいですね。
さすがにこれは何度も体験したくない事なんで、抜糸して皮膚が落ち着くまでは、除毛を定期的に行って医療脱毛をしたいなって思います。

 

ちょっと調べてみた感じ、医療脱毛をすれば絶対にならないぜ!ってことではないみたいで、単純に毛が原因だから、毛を取り除いたら可能性低くなるよね~とか、そういったレベルっぽいですね。

私が、今回手術してもらったお医者さんは「医療脱毛した方がいいよ!」と言っていたので、少なくとも効果はあるんじゃないかなと思っています。

 

毛量について、ネットで結構毛量おおいぜ!って載せている人を調べてみた感じ、あれ、それより僕おおくない?って感じがしていて、、、、それって絶対に医療脱毛しても、何サイクルかしないといけないやつじゃないですか。

医療脱毛ってそりゃ、値段が張るわけで。最初は重点的に医療脱毛やるとは思うんですけど、お金に限らず予約だとか、病院に行くまでの時間だとか色々取られるわけで、ある程度落ち着いたら、家庭用脱毛機とか用意して、セルフケアでなんとかならんのかなーって考え中です。

 

とりあえず、抜糸まで安静に傷口が化膿しないことを気をつけて過ごしたいと思います。

ざっくりと、私の体験したこと、思ったことをココに書き残しておきますが、なんか調べてる人の参考になればいいなーだなんて思います。

 

 

そんなかんじで。
おしまい。