くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】それでも私がベーシックインカムを崇拝する理由

近頃、長時間労働がどうのこうの、残業時間100時間!とか話題ですよね。そして、私がそれ以上に思うのが、ベーシックインカム導入したら、もうそんな悩みに縛られなくていいじゃん。って思う理由を書いておきます。

過去(下記リンク参照)では「もうどうしょうもない人を救うためにベーシックインカムは必要だ!」と言ってきましたが、もう一つベーシックインカムを崇拝している理由があります。

●【雑記】"自己責任論"では本当の弱者は救えない
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1155539

それは何かと言うと、"生産性の向上が期待できない人"に対して労力を掛ける必要って言うのは無いよね。と言う観点です。


●慶大教授が「弱者救済はやめろ」と言う理由(ヤフーニュース)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170331-00165346-toyo-bus_all


◆私が”ベーシックインカム”を崇拝するもう一つの理由

もうこの辺はパレートの法則に伴うもので、仕方がないといえばそうなのかもしれませんが、私がシステムエンジニアとして数カ所の職場で働いてきている感触として「チームの3~4割ぐらいの人は仕事と作業の違いが分かっていない致命的な人だよね」と感じているんですね。

具体的に例をあげますと「30分くらい説明をして、分かりました!と言った数十秒後には全く同じ質問をしてきて、また同じ説明をしても今初めて聞いた!みたいな顔をする人」「忘れないために!と自分用に半日も掛けて作った資料の日本語の意味が分からなくてその意味を聞いてくる人、資料を作ったけど作ったこと自体を忘れてる人」「この行動をしてくれ!と言われたから、その依頼に従って行動をしたら、何故か怒る人」「やり方①~⑤と資料のど真ん中に皆大好きな太字&Excelの色つけで書いているのに①の作業をやった後に、何故か②と③を飛ばして④の作業をやろうとして、書いてあることが出来ない!と日本語を読むことが出来ない人」「自分のWindowsアカウントのパスワード(8桁ぐらい)の更新に、何にしよう?何にしよう?とずっとつぶやいてて、気がついたら30分とか時間を掛けちゃう人」

んで、そんな人がだいたい一つのチームの3、4割くらいいるじゃないですか。そういった生産性の向上が見込めない人(行動の工程に視点をあてる事が出来ない人)に労力を使うのってすごい負荷なんで、その人達に業務をさせるのを辞めよう。もっと効率化していく(生産性のある)のは、それがベストな選択なんじゃないか。とよく思うのです。

だから、こう「一億総活躍社会」と言う言葉にはどうしても、違和感があるんですね。そういった生産性の見込みの少ない人を同じ環境で無理やりにでも働かせると言うのは、働く本人もそして、それに関わる周りに居る人にだって負担になってしまって、誰も幸せにならないじゃんって思っちゃうんです。

ちょっとずれますが、海外の障害者に対する教育制度とかを見ていると才能を伸ばす方向に伸びしろがあって、やっぱり多様性の時代だよね。と言うことが社会インフラとしても反映されてきている点があり、この国もそのあたりしっかり学んでいかないと、数十年後には後進国になりそうで、凄く不安を感じています。

●【雑記】ニートニートであることで社会貢献ができている?
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar546861



◆汝、死を想え
”生産性の向上!”だの”労働時間を減らせ!”だの何だのグダグダ言うのであれば、人が関わる部分やその人の労働に対する評価基準をもっとシステマチックにするべきで、根源となるその働く人(労働力)自体をフィルタリングを掛けて取捨選択できる環境を作ることが、皆幸せになることだと私は考えています。
それか、もういっその事ゾゾ●ウンの経営を見習って、人を評価する(笑)なんてクソみたいな事に時間を割くこと自体が非効率的ですよ(暗黒微笑)

んで、”生産性ってなんぞや”と言うことを考え突き詰めていくと、それって”イマココ論”だと思います。
それぞれに人間に与えられる時間って言うのは有限で、その時間の使い方って言うのが大切だよね。と言う、その一瞬の刹那を愛して生きる事。その先にある死を想う事(メメント・モリ)だよなぁと感じています。

私は、そんな刹那主義なんで、”イマココ論”との相性はめっちゃいいですね。
はい、どうでもいい話でしたね。スキあらば自分語り。


◆3行にまとめる
つまり何がいいたいかと言うと、
ぼく、もう働きたくない。
かしこいひと、人工知能はやくして。;x;

ってことでした。



◆番外:オススメしたい本
特に今のこの時代を表す"生産性に関する事"をしっかりと噛み砕いている本が3冊あって、この3冊は過去にもオススメした事があったかと思うんですけれど、改めて紹介します。

個人(ミクロ)の観点:自分の時間を取り戻そう
社会(マクロ)の観点:デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論


もっとビジネス的な色を強くした場合は、「選択と捨象」とかが象徴的な1冊なので、推したいです。


この3冊は、ここ最近、労働時間がどうのこうのとか言われてる今、指標になる観点が描かれていると感じています。考える事がスキな人には是非読んでみてもらいたい傑作達です。


よければ以下記事もどうぞ
●【雑記】相模原事件から考えたこと
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1102878
●【雑記】私が考える「生産性のある会話」と「責任」について
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar564473
●【雑記】"働く"と言う病 ~技術と人間の間で~
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1114286
●【雑記】"思考"を変えれば少し人生がラクになる
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1198588
●【雑記】IT業界の問題点
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar856777

そんなかんじで。
おしまい。