くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】好きがない僕たちがこれから生きるには



過去に私は、これからの時代は"好き"と言う気持ちが大切だよ。と言う話をしてきましたが、現在、日本のミレニアル世代と言うのは、なかなか”それ”が持てず難しい現状があります。
我々がなぜ”好き”と言う気持ちから離れていっているのか。そして現実にどのような問題が横たわっているのか。考えていることをまとめておきます。



◆日本に蔓延した”減点式”思想

米国と日本を行ったり来たりしている御方とお話をさせていただく機会に恵まれまして、その際に非常に印象的だった話があります。
その御方のお子さんがサッカーをやっていて、米国と日本それぞれでサッカークラブに所属していたそうなんですが、アメリカでは活き活きとサッカーをしていたのに、日本では「サッカーをしたくない!」と言い出したそうなんです。

なぜ?と聞いてみたところ、アメリカでは「●●君すごくいいよ!こうこうしたらもっとよくなるよ!」と言うような加点式での教育だったんですが、日本では「●●をしたらダメ。●●をするな!」と言うような減点式での教育だったと言うエピソードです。

最上思考か回復思考か?と言う根本のマインドの違いにも通ずる話ですが、それ以上に思うのは、テクノロジーによって「”好き”と言う気持ちが大切なんだ!」と言う時代になってきているにも関わらず、減点式での教育と言うのは、致命的で取り返しのつかないことを招くんじゃないかなと感じています。
もちろん、やべーくらいに自己中心的な考えを持ってしまった人もいるので、一概に褒める教育がすげーいいんだぜ!って言える問題ではないのですが、、、

そんな減点式が蔓延しているからこそ、”好き”と言う気持ちから離れていってしまって、なんだか生きづらい。上っ面の「社交性のあるフリ」ばかりだけが、うまくなっている若者が日本では、増えていると思うんですよね。


●【雑記】"思考"を変えれば少し人生がラクになる
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1198588
●【雑記】バーチャルYouTuberから紐解くセカイ
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1461415



◆日本の”今”の歩き方
そして、その”先”に行くために、今の日本を紐解こう、その先に歩みだすヒントを得よう!と言うことを考えて見た時に出てくる象徴的な本は以下の2冊ではないかなと感じています。



一言で言うと、前者は、タテ軸(歴史)、ヨコ軸(その他の国)を考えて、今の日本がどのあたりにいるのか?と具体的な数字にしてみた結果が描かれています。後者は、社会で生きる為に、どのようなアプローチ、マインドが必要なのか?ということが描かれています。

詳細は読んでみて、感じてみてもらいたいのですが、私が、読んでみた感想としては、もう絶望的な数字と厳しい現実が横たわっている。と言うファクトを感じたんですよ。その情報を汲み取って、戦っていくマインド持ちたいけど、もう減点形式になれすぎてしまって、よくないと分かっていても、他人を引きずり下ろすことばかりに目が行ってしまう。

ただ、とにかく楽がしたいと、自分に言い訳をしてしまう癖がついている。この癖が一番良くなくて、そこから我々は自身を奮い立たせて、ブレイクスルーしないといけないんですね。


……本当にダメなケースは、、、
でも、本当にダメだと「エネルギーが無くなっている人」に対して、じゃあ、どうしたらいいのか。って言われたら、投げかける言葉って言うのは、はっきり言ってありません。
”そこから救われたい”と言う意思の無い人は、どうあがいたって一方通行で致命的だ。それを教育が招いている。

その環は、こう”なろう小説”が異世界転生の輪にとらわれて、異世界転生させすぎて過労が起きた異世界トラック自身が異世界転生するみたいな。物語ですらやすらぎがなくて、より不幸な奴を探すスパイラルに陥ってしまっていて、本当になんだか、みんな苦しんだなって言うのがよく現れていると思うんですよ。
それを救おうって言うのならもうそれ、社会保障制度でなんとかするべきなんじゃないかなって言うのが、私が考えている文脈です。なぜなら、それは教育の問題だから。


●【雑記】死にたがりの道化達へ
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1244464

●【雑記】それでも私が"ベーシックインカム"を崇拝する理由
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1223800


◆一筋の”ヒカリ”


この問題に対する、アンサーはこのTEDで語られていると感じています。君は君でいていいんだよ!と言う、勇気を奮い立たせてもらえる、本当に一筋の希望のヒカリのように感じられる、素晴らしい演説です。

そして、もう一つのアンサー。それは過去から私が述べてきたテクノロジーの発展です。
クラウドファンディングや仮想通貨とかに限らず、Vチューバーとして歩みだしている人や、ここ1年以内で盛り上がり始めてる有料noteやVoicy、個人ブロガーさんの一連の流れを見ていると、本当にもうマネタイムズできる文化圏ができ始めているじゃないですか。

じゃあ、"ソレ"や"コレ"が自分にも出来るのかと言ったらなかなか難しい話ですが、その視点から旅立つことをしていかないと、資本論よろしく!で永遠に搾取される側に立たされると言う現実が、確かにそこには横たわっているんですよね。
めちゃくちゃ大変だけれど、その解決策の手法は十人十色あって「幸福に生きよ!」と叫びたいのであれば、もう自分で見つけていくしかないと言う自覚を持つ必要があるのだ。
何度も繰り返しになりますが、、、僕たちは今を生きる当事者なんだ。

後者の教育に対するカウンターとして決起している人は「落合陽一さん」が挙げられるでしょう。彼の活動は、言わずもながら耳にしている人、多いかと感じています。寝てくれ。
落合陽一さんの超絶信者なんで、最新刊買いました。のんびり読んでます。

彼らの活動はこの国をより良い方向に変えていってくれる最前線の英雄あること、間違いないでしょう。彼らのような名を刻まなくとも、私も末席として加われるよう、不器用なりに出来ることから始めていこうと、少しずついろんなことをやってみています。


死角?特にありません。無敵です。
と胸を張って言える、その日を、、、夢みています。



よければ以下エントリもどうぞ
●人生2.0(上) ~"生きづらさ"と"テクノロジー"の関係性~
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1439878
●人生2.0(下) ~"生きづらさ"と"テクノロジー"の関係性~
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1439918
●【雑記】たった一つの冴えた生き方
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar908795
●【雑記】私が考える「生産性のある会話」と「責任」について
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar564473


そんなかんじで。
おしまい。