くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【趣味/VTuber】VTuberの魂と卒業問題(下)

※※※このエントリは8月末に執筆したものです。状況は変わっているかもしれません。

さてさて、前回の続きといきましょうか。
前回よりは短いはずです(以下、前回書いたやつ)
●【趣味/VTuberVTuberの"魂"と"卒業"問題(上)
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1586283
興味があれば、読んでください。


◆そもそも曖昧なVTuber
そもそもですね、現在VTuberと呼ばれている人達ってなんぞやって考えていくと、すごく曖昧な定義であると言うことが見えてくるんですね。

その筆頭とも言えるのは、げんげんさん(現在活動停止中)でしょう。
動画見てもらったら分かるように、合成音声で2Dのキャラクターが、画面上で動いている。
これって、属性だけを切り分けていくと、ゆっくり実況とかと大きな違いって無いんですよ。
でも、げんげんさんはVTuberとして認識された。そこがすごく面白い。

その現象を整理し、切り分けていくと、
2Dか3Dかは関係なく、オリジナルのキャラクターが、
合成音声であるかorそうでないかは関係なく、
何らかの動き(モーション)が取り入れられ、画面上で出力される存在。
それが、VTuberなのではないかなと感じています。

まぁ、今はVTuberがドチャクソ勢いありますし、俺がライトノベルと言えばライトノベルなんだよ!みたいなのと一緒で、俺がVTuberって言えばVTuberなんだよ!と言ってもいいのかもしれませんね。

無法地帯で、ヒャッハー汚物は消毒だー!みたいなカオスな世界です。
それがワンクリックで覗けることがとてつもなく、面白いのですが。


◆「キャラクター」と”物語”
まず今回のテーマを語る前に一つインプットしてもらわないと行けないことがあります。
アニメや小説と言った従来のメディアでは、そこには”物語”があり「キャラクター」と言うのは”物語”に属した存在であったから、切っても切り離せない存在でした。

ですが、VTuberには”物語”がなく「キャラクター」が独り歩きしているような現状です。
一次創作を自ら行っていく状態ですね。もちろん、中の人がキャラクターを通して配信を行う事で、そこに展開されたコンテンツから、情報を拾い集めることで、”物語”を形成することは可能ですが、現在配信されているコンテンツのほとんどは中の人に依存したエピソードな為、「中の人=キャラクター」論を余計に補強してしまうVTuberが多いのではないでしょうか。

……つまり、ガチ恋してもそれは何ら恥ずべきことではない。と言うことです。
ちなみに、私はときのそらちゃんにガチ恋してます


VTuberの”卒業”問題
さて、話が少しそれましたが、本題です。
前回は「魂」と言うところにフューチャーしましたが、VTuberでもう一つ考えて行くべき側面があります。それは「卒業」についてです。

「卒業」と題しましたが、簡単に言えば、キャラクターの”死”を自然と描ける文脈を用意してあげたり、「中の人に依存しない描き方」をしていこうと言う話ですね。
なぜなら中の人だって、こう時間が経ちますからね。長く続けていくキャラクターを描こうと思ったら、そういった方向性を見据えないといけない。世知辛いのじゃ。

そこで、何よりも語るべき存在。そう、お気づきの方も多いでしょう。
カフェ野ゾンビ子さんです。

彼女はゾンビと言う設定を背負っていて、動画内で大きな”物語”を展開したんですね。
ゲームとかコラボ動画とかもするけど、ゾンビだから人間に襲われたりしちゃう。
んで動画の中で人間に襲われてキャラクターの”死”を描きました。
そしてなんか二代目として復活するわけですが、その際は、生まれ変わったよ。
って言うことでモデルチェンジをした。(中の人は一緒です)

これ、本当に素晴らしくて、ゾンビだからそういった事もあるよね。
襲われちゃうよねって言うのを自然とやってのけたことで、例え大人の事情とかでもめても、
ゾンビだから。グシャー!でキャラクターの死を再び描くことで転生させたら、記憶なくなっちゃいましたとかなんとか言えば、中の人も変える事出来るじゃないですか。

いや、あのンフフ♪ってボイスが脳みそとろけるウイルスなんで変えて欲しくないんですけど。
そういった事が出来る物語を自然と提示できる環境にあるって言うのは、コンテンツとしてめちゃくちゃ強い。今、外的要因に一番強いVTuberなのは間違いなく彼女です。

そしてもう一人、謎謎謎謎な物語を提供している、鳩羽つぐさん。
彼女も卒業問題に強いキャラクターだと思っています。
ゾンビ子さんはキャラクターの死が自然と描けるタイプでしたが、彼女は何らかの設定、物語上にキャラクターが存在していて、中の人への依存度が低い存在です。
特に必見なのが、TwitterSNSの使い方やクラウドファンディングを展開したり、今の時代からこそできるエンターテインメントの展開の仕方をしている存在でしょう。
もちろん私はクラウドファンディング応募しました。映像作品届くのが待ち遠しですね。

そして、最後にもうひとり。
むしろ”物語”とも切り離す!!!では、どうやって卒業問題から逃れる!!!!
答えはここにある!!!!!!!!VTuber界に颯爽と現れたストロングゼロ!!!
日雇礼子さん、その人だあああああああああああああああ!!!!!!!!!

とにかくやばい。この人はやばい。何がやばいか?
VirtualなのにVirtualじゃない。現実にキャラクターを逆輸入する。
しかも語ってる内容がやばい。ドヤで生き抜く方法をクソリアルに解説するやべーやつ。
その事で卒業問題を回避してる。なぜならそこにはリアルを伝える”物語”があるから。
色々と安っぽいトコもいい。説得力増す。最高。とにかくググってくれ。(語彙力低下)


◆もう一つ気になっている文脈
猫宮ひなたさんの中身が違うだろ!!!
絶対、DetonatioNが絡んでる!!!ムキー!!!!!!!!とか?

のらっきゃっとさんの中身がおっさん??????は?????????
お前、頭大丈夫?????????あれ、プロデューサーだから??????
俺たちののらきゃっとちゃんは画面上にいるから??????????

ぶっちゃけ、可愛いからどうでもよくね?と言う終着点になるかと思います。
そこで、最先端を走っているのは何か?って言うと、間違いなくバ美肉で、VRChat界隈で良く耳にするkawaiiムーブ」になってきます。

この辺の話もしたいんですけど、自分の中で噛み砕いて文章にできるほど、「バ美肉」界隈やVRChat界隈までチェックできていないんですね。

私、niconicoの「両声類」周りは結構チェックしてたんで、そこからの流れが来ているっていうのは、なんとなく分かるんですが、如何せん、V徳(※1)が足りてない……。
修行が足りませんね。ちゃんとしたカタチになれば文章にまとめるかもしれません。

※1:V徳とは、私が勝手につくった造語。
   VTuberの動画を見ることによって積み上げられるVTuber徳の事。


◆蛇足
この二回に分けたエントリは、VTuberって話題だけども見てないよとか知らない人には何いってんだこいつ?って感じだったかなと思うんですけれど、ほんと、見始めてみると面白い。
エンタメの最前線はここなんじゃないか?!って気づけると思うんで、もし興味もった人いましたら、5人の四天王からとりあえず、ですね見てほしいなって思います。
ぜひ、この沼にズブズブとハマっていってもらえたらなって思います。逃さねぇぞ^^





▼▼▼名前を出したお方のチャンネルLINK(敬称略)▼▼▼
●ときのそら
https://www.youtube.com/channel/UCp6993wxpyDPHUpavwDFqgg
●げんげん
https://www.youtube.com/channel/UCVdQRexx_XYLRGk1ouo4iSA
●カフェ野ゾンビ子
https://www.youtube.com/channel/UCiVRnULJjc8o-j_lG5BAzKw
●鳩羽つぐ
https://www.youtube.com/channel/UCGaUWM5OQ7hU1JwbqvNBR4w
●日雇礼子
https://www.youtube.com/channel/UCc5BawFmb7aNHck7HFtSKvw
●猫宮ひなた
https://www.youtube.com/channel/UCevD0wKzJFpfIkvHOiQsfLQ
●のらきゃっと
https://www.youtube.com/channel/UC3iwL9Yz8LcKkJsnLPevOTQ