くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【趣味/VTuber】VTuberを支えるテクノロジーについて考えたこと

※※※このエントリは8月末に執筆したものです。状況は変わっているかもしれません。


はい。どうもオタクです。
VTuberを支えているテクノロジーについて、ざっと思っていることを書いておきます。


◆現状とこれからのVR機器について
VR機器の進化によって、コンテンツ(VTuber)としては、新しい文化が産み落とされたわけですが、現状のVR機器を触れていて思うのは、やっぱり出力装置(映像)としては優秀なんですけど、入力装置(コントローラー・キャプチャ機器)に縛られていることが、やっぱりまだまだなのかなと感じています。

確かにモーションキャプチャとかも優れていて、以前よりグッと低コストでここまでの表現が出来るようになったのは、マーク・ワイザーの唱えたユビキタスの先を歩んでいるのかもしれない!と思うぐらいに凄いことが起きているのですが、もうワンステップ上に行ってほしいなぁと言う気持ちがあります。

実際に入力装置が貧弱だよねーってところは、VR機器の最先端のテクノロジーを追っている人たちは気がついていて、それを改善していこうと言う動きがあります。
例えば、VR機器って頭にかぶるんで、それなら脳波を有効活用できるよね(医療の現場では実際に脳波を利用したデバイスが実現されています)とか、頭にかぶるなら振動で音を伝えることができるよね(耳が聞こえなくても身体を通して聞こえるデバイス。プロトタイプはもう完成しています。あと数年で市場にでるかな)とか、そんな感じで、人間の五感をVirtualで再現しよう!と言うところまで、至りつつあります。

バイスのよりハード面での改善では、より機器をコンパクト(網膜投影型とか)に、よりどこでも使えるようになっていくようにしたときの問題は電力供給源になるから、バッテリー内蔵しちゃおうぜ!とかもあります。このあたりの技術的進歩はARとの相性がいいので、活かされるでしょう。

私はただのガジェット好きのどこにでもいるヘボエンジニアなので、細かいところまでは追えてはいませんが、頭いい人たちがきっとそういったところに向かってより快適にしていってくれるんだろうなーって言うのをワクワクと待っています。

VRは本当にまだまだこれからですし、ARは20年の5Gが導入されてからが本番でしょう。
その先にMRが控えていて、上記のような五感の問題を低コストで実現できる機器が出てくれば、攻殻機動隊のような人体のサイバネティックス化が実現する世の中も見えてくるんでしょうね。
小説の中の、SFの中だけだった世界の足跡が聞こえてきています。ワクワクですね。ただ、私が生きている間にそれが実現されるか、と言われると難しいかもしれませんね。


このへんの動画とか面白いので、オススメです。
特にコレが、6月に語られている。と言うのがめちゃくちゃ凄いですね。
だいぶ先を見れている人たちだと感じています。



◆劇場版ソードアート・オンラインを見ろ!
んで、そのあたりのテクノロジーを上手く君取って表現してくれた映画と言うのは「劇場版ソードアート・オンライン オーディナルスケール」だったと私は感じています。
SAOが好きだったり、ちょっと知ってるよ!ってレベルの人でも楽しめる内容だと思うんで、もしまだ見てない!って人がいたらぜひ見てほしいです。

本作を見た人は「こここ、こんなん、アリシゼーションに続くための物語やんけ!!」とか、「キリトくん、日に日におっさんになってない?」って感じたと思うんですよ。
……まぁ、それはいいとしてテクノロジーの話ですね。

序盤のシーンでオーグメント(AR機器)を使ってゲームをプレイして、、そこでスコアを稼いだから、お店の割引券がもらえるよ!とか商品が無料になるよ!と言うのは、実はもう実現されています。Dapps界隈をチェックしている人はその実感があると思います。
また、これってただの時間的価値の転換だったり、広告宣伝だよね。と言うところを考えたらYoutubeとかで流れてくる広告とそう、大きな違いって言うのは無いんですね。

また、作中ではARと言う文脈をしっかりと汲み取っていて、恵比寿ガーデンプレイス秋葉原UDX前、代々木公園と言った都内の有名スポットをこれでもかと言うぐらいに現実に沿って描いているんですね。それがなんでかって言うと、この作品で使われる技術はVRではなくAR(拡張現実)だからなんです。

何が言いたいのかと言うと、この作品で描かれているキリトくん達になるのは、”今”、現実に生きている我々なんですよ。これは、間違いなく、少し先を歩んでいる我々の姿を描いている!とその姿勢に気がついて、私は鳥肌が立ちました。

物語としてのSAOの文脈を汲み取っているだけではなく、これからのテクノロジーがどうなるのか?と言うことを汲み取ってアニメーションだからこそ描けるリアル(現実)とアニメ(虚像)が交わる瞬間を描ききってくれた。素晴らしい傑作です。


◆プラットフォーム戦争

あとはやっぱり今起きている印象的な出来事としては、VTuberを支えるプラットフォーム、ソフトウェアが乱立していて、どこもかしこも札束で殴ってシェアを取る!GAFAになるのは俺達だ!ってマネーゲームしているのが、なかなかに熱いですね。

この辺、プラットフォームほんとに乱立しすぎで、おじさん社畜だし時間ないから、ついていけねーーーーーーーもうYouTubeでよくねーーーーーーーーーーーーー?淘汰されてなんか残ったらそれ見るわーーーーーーwwwwwって感じです。今のところREALITYが覇権取りそうだなーって感じはしてます。
あと、おじさん、たまに今の十代の感性を磨くためにTikTok見たりしてます。キモいですね。
半分くらいSAOの話しちゃったけど、オタクだからね。仕方ないね。


VTuberがどういった環境で配信しているのか?と言う観点に関しては、以下の動画を参照するとすごく分かりやすいかなと思います。この辺の技術的な部分も分かってくると、あーこういったことをして配信してるんだなーって言うことも分かって少し楽しいと思います。



◆蛇足
そんな感じで、一ヶ月ほど熱中しているVTuberについて考えた事、感じたことをハイコンテクストだなと思うんですけど、ざっくりと書いてみました。
一人でもおもしれーって思った人がいたら、課金して書いたかいがあったかな。これをキッカケに、VTuberチェックしてみよーって思った人はぜひチェックしてもらえればと思います。

2Dのフェイストラッキングレベルでいいのであれば、2000円で買えるWebカメラ用意して、フェイスリグとか噛ませたりすればいいので簡単にVTuberデビューできます。
もし興味がある人はやってみてほしいですね。コワモテのドラゴンになりきれたりするんで結構楽しいです。

そんなかんじで。
おしまい。