くらむ本

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【雑記】失敗の許されない社会に未来はあるのか?

昔と現在を比較した時、「失敗した」ことに対する扱われ方と言うのが、
非常に厳しい社会になってきたなーと感じています。
特に日本人は、リスクや責任に対して神経質になる性質があるような気がします。
確かに「失敗が無い」と言うのは、素晴らしいことだと思います。
ですが、その失敗を恐れ過剰なまでに保守的な姿勢で物事に対して取り組んでいくと、
新しい物を生み出す事なんて到底できません。いつか時代に取り残される時が来ます。

私が、よく仕事上で耳にする言葉があります。
「過去、同じことがあった時はどうしていたの?その時と同じ対応でいいよ」
本当にそれでいいのでしょうか?他の方法は考えなくてもいいのでしょうか?
そういった現状維持ばかりでは、世の中は何も変わらないのではないでしょうか。

「個性が大切だ!」「コミュニケーション能力が大切だ!」等と言いますが、
そう言った個性やさまざまな能力を殺しているのも社会の実情だと私は感じます。
上記のように、「過去どうしたの?」「過去と同じ対応をしろ」というような態度を取られると、やっぱりその業務に対しての達成感とかもありませんし、やる気なくなるんですよね。
そりゃ世界と比べた時、革新的な物って言うのは生み出しにくい社会になっているよねーって納得しちゃいます。


こんな時代だからこそ、失敗を恐れず新たな事に取り組み、そして失敗をした時どのようにして、失敗したことに対してのカバーをしていくのか?と言う前向きなトライ&エラーを繰り返していく姿勢が必要なのではないでしょうか。


何度も言いますが、失敗が無いことは確かに素晴らしい!理想郷といっても過言じゃない。
だけど、我々は感情のある人間だ。そんな理想郷とは程遠い存在です。
だからこそ、「失敗をしてもいい、失敗したことから何が得られるのか?」
と言う環境づくりをしていくべきだと私は思います。
それは、発信する側(人を使う側)、利用する側(人に使われる側)、どちらかが意識していればいいものではなく、我々全員が意識しなくてはならないものだと思います。

極論を言ってしまえば、そんなに失敗が嫌なら、もう人間にやらせるんじゃなくて、
機械にやらせたら方が効率いいじゃんって思うんですよね。
人だからこそ出来ること、機械には無い「疑問に思う事」、「問いかける事」、「考える事」ってあるよね。それを最大限に活かしたほうがいいじゃん!って思うのです。


一言で言いたいことをまとめると、Excel方眼紙は氏んでくれってことです。


よければ以下記事もどうぞ。
●【雑記】業務の属人化に伴う危険性
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar699487
●【雑記】努力は"目的"ではなく"過程"である
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar700572
●【雑記】利便性や情報が国民にもたらしたモノとは何か
 http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar669628
●【雑記】IT業界に根付く”多重下請け構造”に思うこと
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar662431
●【雑記】パソコンの事を聞いたらすぐ怒ると言うけれど……
 http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar666616


そんなかんじで。
おしまい。