くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【趣味/映画】シンゴジラとは何だったのか

※一部ネタバレしちゃうので、嫌な人は見ないでね!※



昨日、「映画:シンゴジラ」の円盤が発売しました。2回劇場で見て、円盤も買おう!絶対見よう!と、この日をほんと待ち望んでいました。円盤が出る前にワクワクしながら、このブログを書いているぼくです。
私が「"シンゴジラ"と言う作品って何だったのだろうな」と、かれこれ数多くの人達と議論をしてきて、ほんと喋りだしたら映画本編より「ぼくのかんがえたさいきょうのシンゴジラ論」を喋ってしまう気持ちの悪いオタクなので、語り合った事の一部をここに書いておきます。


◆虚像(ゴジラ)vs虚像(ニッポン)
"虚像(ゴジラ)vs現実(ニッポン)"と言うキャッチコピーがありましたが、私はもうこれは一種のファンタジーで「虚像(ゴジラ)vs虚像(ニッポン)」じゃん!って感じました。

そう思ったのは、命令指揮系統なんですよね。現場から上司へそして上司から偉い人へ、そして最終意思決定権を持っている総理へとスムーズに連絡が行き、そして総理は「俺が、責任を取るぜ!やっちまいな!」と即座に決断をするわけです。

今のニッポンじゃそんなスムーズに行かないし、そして決断する権利を持っている人へ連絡が言ったとしても、「責任、俺にねーからwwwわかんねーわwww」と匙を投げると思うんですよ。今、分かりやすい例として言えば、豊洲移転問題とかかな

(ついったーで公務員の人とかがコピー機並べたりするの、ほんとこんな感じだよとか言ってたし)はえ~^すっごいリアル感ありますわぁ……。と思うと同時に「無人在来線爆弾」みたいなレベルの高い笑いを織り交ぜたフィクションを入れてく点も非常に評価ポイント高いですね。(メガネキリッドヤ顔


◆虚像(ニッポン)から見えた"希望"
やっぱり、この作品を通して思うのは「3.11」をどうしても連想せざるをいけないなぁと思っていて、まぁ、あれってとにかくすごいヤバイ事起きまくってたじゃないですか。

当時、地震がグワー!ガタガタガタ!って来て、避難やで!ってなってスマホッホで、なんか福島すごいことになってるぞ!と速報を聞いて、津波で街が消えていく様子をテレビで見て、映画か何かの撮影かな?とか思うくらいにその現実が受け止められ無くて、でも、私が当時働いていたビルから見えるコンビナートが爆発して轟々と真っ赤に空の色を染めているところを眺めて「ああ、これは紛れもない現実で、もう地図から日本と言う文字は消えるのだ。」ってその圧倒的な力の前では何も出来ないと言う、”覚悟”を持っていたと思うんですよ。

当時は民主党政権下であり、もうやべぇ災害が起きちゃった!もうこの国やべぇ!マジやべぇぞ!?やべぇって言葉しかでてこない私の語彙力もやべぇ!(白目)って、状態で振り返ってみると、もっとなんとかならんかったの?とか思い直すことはあれど、そんだけの事が起きたのに、それでも地図から日本の文字が消えることは無かったじゃないですか。

それは少なくとも、日本と言う国に地力があったからなんじゃないかなぁと思っていて、もうどうしようもないことはあるけれど、やっぱり決断する力を身につけることも大切だよな。って言うことを学ぶ一つの転換する地点と言うか、そういった今まで騙し騙しやってきたことが全部、3.11と言う大災害を通して、一気に吹き出してしまったんだと思うんですよね。

過去に、失われた20年と言う今までの日本がやってきた時代を振り返ってみて、決断しないと言う事によってどういったことがもたらされてきたのか、でも、かと言って下半身直結出会いLINEやってる?厨みたいにYESorNOで全部割り切るのは、できねーよ!って事だと思うんですよ。そもそも、戦前からこの国、文化的な思想の檻にやられてしまっていて、ちっとも成長していないよねとか、ドイツ見習えとか言いたいことはたくさんあるけれど、そこは割愛。


そう言った、LINEなだけにギリギリのラインの理想を見事に表現し、問題提起であり希望を表現仕切ったのが、この作品なんじゃないかなぁと、思っています。

特にラスト、ゴジラは死なずに東京のど真ん中で凍結した。と言うモヤモヤとした結末を描いたのは、逆にカタルシスぅうううううううwwwwwwwwwうおおおおおおおおwwwww庵野ぉおおおおおおwwwwwwすげぇええええええええええ庵野ぉをおおおおおおおおおおww天才wwwwwwほんと天才wwwwwwwwww「は?ゴジラ?舐めてんのか?エヴァ作れよ。とりあえず見ずに批判はよくねーから映画見てやるよ(上から目線)」とか言っててごめんwwwwwwwwってなったオタクは多いと思うんですよ。


◆いろんな切り口
このシンゴジラを通して、色んな人と意見を交わして、やっぱり名前が上がるのは「大災害:3.11」「ロシア:軍事ドクトリン」「映画:君の名は。」「映画:日本の一番長い日」「映画:日本沈没」「アニメ:機動警察パトレイバー」「映画:踊る大捜査線」「小説:春と修羅」「アニメ:エヴァンゲリオン」「東宝:コジラの歴史」と言ったところの切り口が多いのかなぁと思います。
もう話すとほんと長くて、100分くらい私が声を枯らしながら居酒屋で熱く語ってた時、友達は死んだ魚のような目をしていたので、そう言った切り口を探して、語り合えるめっちゃいい作品!って雑にまとめます。


◆一言にまとめる
さらに雑にまとめると、めっちゃおもろい!最高な映画だぜ!って事です。
喋り尽くしてかなり満足したと言うか、改めて喋ったことを思い出したり、文章に書くのがめんどくさいし、もうちゃんと文脈汲み取ってる人いっぱいいるから僕が駄文書く必要もない。
……みんな、見てくれよな!


追伸、、、
ぼくの解説の方が長いシンゴジラ上映会しよう!解説長いから朝から俺んち集合な!ホームシアターと猫と人感センサー付きのエアコン完備!ぶるーれい!快適やぞ!って言ったら友達に、解説がなければいいよ。と言われて、ちょっと泣きました。




そんなかんじで。
おしまい。