くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】死をコンテンツ化する

著名人の方が亡くなった時等に、Twitterニコニコ動画を見ていると、
「ご冥福をお祈りします」と言う言葉が飛び交うことがよくあります。

私は、そう言った場で「ご冥福をお祈りします」と発信することに対して違和感を覚えます。
そう言った発信を行う人の大半は人の死をコンテンツ化し、
「”ご冥福をお祈りします”と人の死を思いやれる発信をする自分ってステキ☆彡」
「こういった著名人の方々を知っている自分ってステキ☆彡」
と自分に酔っているような方が多いような気がしてならないんですよね。

本当にその人のファンで本当に好きな人なら、まぁわからなくもないんですが、どうもそうじゃなくて、上記のような死をもコンテンツ化するファッション感覚の人が多いような印象を受けます。
そんな風に受け取ってしまうのは、私がひねくれた性格だからと言うのもあるのでしょう。
だからと言って、そう言った方々を「不謹慎だ!」等と攻め立てるような事は、そうそう出来るものじゃない。
そうやって自分の事を棚に上げて誰かを攻め立てる時点で、”死をコンテンツ化すること”に対して賛同してしまうからです。
そんなふうに考えてしまうから、本当に私はめんどくさい。

”発信する事”自体が結局のところ、自己満足の世界でしかすぎないですし、「お祈り」発信する形が取れているだけ、発信者としてあるべき一つの形なのかもしれません。
何にせよ、”発信する”と言うのは本当に難しいテーマで、このような場で発信する機会を頂いている私自身も、もっと真剣に向き合っていかなければいけませんね。


よければ以下記事もどうぞ
●【雑記】表現者にとって優しくて厳しい時代
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar603566
●【雑記】インターネットの繋がり
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar726809
●【雑記】"表現の自由"="誰かをバカにしてもいい"は違うと思う。
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar726959
●【雑記】発信すると言うことの難しさ
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar431577

そんなかんじで。
おしまい。