くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】地域という格差


去年の今頃、転職もありかなー、、、都内もう疲れたんで地方に行きたいなと思って調べてみると、結構深刻だなぁって思ったことをまとめておきます。
今はだいぶ変わっているかもしれませんが、、、


◆給与の話
ハローワークで雑に地方で募集されている求人を調べた時、都内の月収(今の私)と比べて3分の1~4分の1になったんですよね。
これが、めちゃくちゃ衝撃で、いくら物価が違うからとは言え、ここまで露骨に出るの?!ってビックリしたんですよね。
みんな三大キャリアの携帯料金高い、新幹線が高いって言う意味が分かった。

私は、システムエンジニアとしてのスキルが多少なりとはあるので、ちゃんと調べると、まぁこんなもんかなと言う範疇には収まると思うのですが、そんだけ給与の差がある求人がバンバン出ていた事に衝撃を受けたんですよね。
家賃や物価がいくら安いとは言え、フルタイムでこれってそりゃ生活辛いでしょコレ。
日本式の時間による締付けは当然行われるだろうし、でも生活できないよーってなって、ダブルワーク、貧困、時間がない。選択肢がない。エトセトラエトセトラ、、、って言う資本主義の闇を垣間見ました。


◆情報へのアクセスの話
LINEグループで色んな地域の人と繋がっているんですけど、普段の生活の雑談、趣味の話って言うのをしていて思うのが、特にココ!なんですよね。
都内だと、映画、美術館、講演会、劇場と言った教養や趣味に繋がる情報へのアクセスが、数百円で短時間で莫大な量に接続することができるんですよね。
地方の人だと、映画一つ見るのにも時間が合わないだとか、上映してないだとか、映画館まで車で片道1時間掛かっちゃうよー。とか言う話を頻繁に聞いていて、都内のこの状態って言うのは普通と思っていたけれど、異常なんだなと言うことを認識しないといけないんだなぁと感じるのです。

その分、都内にいると24時間常に資本主義のレール上で「君の価値を示せ!」と問われているような感じがして、気が滅入る事が度々あるのですが、そう言った情報へのアクセスが出来る環境にいるかどうか、って言うのは個人が持つ教養の格差に繋がってくると思うんですよ。
もちろん今はインターネットで出来る事も増えたけど、やっぱり本物を自分の目で見て、肌で感じる。って言うのは全然、得られるものが違う。
そして、地方だと給与も低いし、そういった情報へのアクセスがしにくいって言うのは、なかなかにそれも、辛い状況なのかもしれんなぁと感じるのです。


◆本で読んだ話、友達から聞いた話
誰だったか忘れたんですけど、ここ1、2年でのし上がってきた地方出身の経営者の人が書いた本の一部にちょろっと書いてあってびっくりしたのが「大学と言う選択肢が頭になかった」と言う事なんですね。

今の学生さんとかはスマートフォンとかで低コストで情報にアクセスできる状態ではあると思うんですけど、私よりもうちょっと上の世代の、地方出身者達の
「学生時代の個人の認識として、大学に行くと言う想像が出来なかった」
と言う言葉は、教養の格差が、断絶が起きているじゃん!と凄く衝撃的でした。

あとは地方にいる友人から聞く地方愚痴なんですけど、
「車や腕時計のブランドでマウントを取り合ったり、会社の喫煙所は女性が入るのは禁止。」
みたいな、僕はタイムスリップでもしたのか?って頭がクラクラするような話を聞くんですね。


◆これからの話
コロナくんが猛威を奮って、やっぱもう都内一極集中はだめだぜ。経済へのダイレクトアタックやばすぎない?って言うのが分わかった。
そりゃ、実際に会うのがコールアンドレスポンスとしては最高なんですけど、テレワークでもある程度やれるぜ。って言うのが証明されつつあると思うんですよ。

労働や生産活動の形が今回の出来事を起点として、変わっていく。
それがどのように変わるかは、一端の労働者である僕にはわからないけど、首都への依存は少なくとも減っていく流れになるんじゃないかなぁと思います。

地方へのダメージは更に深刻で、何年かかるか分からないけれども、少なくとも、地方へ活気が移っていくターニングポイントなのかなと。
デジタルディバイトとかの問題は忘れるとして、XR化や5Gなどインフラを下支えする技術も今後、出てくるでしょうし、地方でもアクセスできる情報量が増え、都心でも地方でも格差の程度は比較的フラットな状態が作られていくのかなぁと感じています。




◆追伸
ケイスケ・ホンダに勝ちました。




そんなかんじで。
おしまい。