くらむ本

常にネタ切れ。たまに書く。

【雑記】「生きていればいいことあるよ!」と言う言葉について

精神疾患を患っている人に「生きていればいいことあるよ!だからがんばろう!」
みたいな事を言う人がいるかと思いますが、私はその言葉に疑問を抱くことが多いです。

精神を病んでいる方の多くは、恐らく「生きているのがしんどい」んですよね。
「生きる」or「死ぬ」と言う大前提の所で悩んでいるのにも関わらず、励ましの言葉として、「生きていく上でどうすべきか」と言う話をする人が多くて、どうしてそんなにも、生きること自体に疑問を抱かず前向きになれるのか、不思議で仕方がありません。

逆に「死ぬのは良くないよ!」と言う意見も良く聞きますが、ではなぜ死ぬ事が悪いのか、それを合理的に言葉として述べられる方がいるかと言われれば、それは生者である以上、存在しないと思っています。

「死んだら悲しむ人がいるよ!だから生きよう!」
そんなの悩んでる当人にとってみれば他者ですから、二の次です。関係ありません。

なぜ、みんなはそんなに死をタブー化し、生きるって楽しい!いつかきっといいことある!
と考えられるのか、私は、どうも違和感が拭えません。
それは一種の宗教的な行為と何ら変わらない。
生きるの万歳!となっている、今の現状はハッキリ言って異常だと思います。

私は、死にたい人は死ねばいいと思いますし、生きたい人が生きればいいと思います。
「生きる」と言うことも、一つの才能であり向き不向きがあると考えています。

標題に戻って、では病んでいる人に対して、どのように励ましたらいいの?
と考えると、励ます必要なんて無いと思います。
上記にも述べたように、生きたい人が生きればいいんです。
「生きる」or「死ぬ」と言うのは当人が決めるべきことで、
死にたいと思い死ぬ人を止める事なんて他人が持ち合わせるべき権利ではありません。

「そんなこと言わないでください!命大事にしてください!
 生きたいって思っても生きれない人もいます!」
それは己が運命と思って受け入れるしかありません。
それに、生きたくて生きている人ってそう多くは無いんじゃないですかね。

人間の総人口は70億にかかりました。ハッキリ言って人間の需要過多なんですよ。
もっと、生きるのってそんなに大事じゃないよねって考え方を広めるべきだと思います。

そう言ったことに、疑問を持ってない人や考えたって仕方がないと、
割り切れてる人にとっては、恐らくこの考え方は理解されないでしょう。
ええ、私もこの考えを理解してほしいとは微塵も思っていません。
言葉が例え通じ合うことはできても、培ってきた価値観や経験は様々ですし、プライドだってあります。それによって、理解できることと理解できないことってあるんですよね。
そう言った人がいくら言葉を紡いだところで、
それは平行線をたどるばかりで交わることってないんですよ。
理解してほしいとは思いません。
ただ、こういった考え方もあるよね。
と言うことだけは知ってほしいなと思っただけです。


そんな感じで。
おしまい。